株式併合

少数株主の株式を端株にして株主権利を消失させる。

対象会社の議決権の2/3以上の株式を保有している場合に用いる手法です。例えば、対象会社の全株式が150株で、そのうち120株を持つ経営者様が15株、10株、5株を持つ3人の少数株主をスクイーズアウトさせたいとします。目的は、少数株主の株を1株以下の端株にして株主としての権利を行使できなくすることです。
まず株主総会を招集して、議決権の2/3以上の賛成で成立する特別決議で20株を1株とする株式併合を実施。すると、経営者様の株式は6株になり、少数株主の株式はそれぞれ0.75株、0.5株、0.25株になり目的が達成されるという仕組みです。